大阪の、例の事件の女子高生のHPを見た。
見なきゃ良かったかな。

あたしの16歳はどうだったんだろう。
たぶん、今までの人生で「最良」と言える程、充実した毎日だった。
その頃の友達は、今でも1番の友達だし、あの頃のいろんな経験
(もちろん、いいこともイヤなことも含めて)
があったからこそ、今の自分がいるんだと思うし。

中学の頃、いじめにあって3年間は本当に悪夢な毎日だった。
死にたいと思ったことは数知れず。
相手を殺してやりたいとは思わなかったけど、
死んでくれればいいのに...は、思っていたと思う。
でも、死なずにいたのは、「人生こんなにイヤなことばかりじゃない!!」
「きっと、この先はいいことがあるはず」っていう、根拠はない明るい未来(笑)
死ぬ勇気もなかったと言えばなかったんだけど。
そんなバカを殺して、自分の人生台無しにするのはアホらしいって
思ったのもあるかな。

今現在のいじめより、死ぬ時の痛みより、なによりあたしがツライと
感じて、なにより怖かったのは
自分が死んで、自分の存在がなくなって、消えてしまうこと。
物理的にっていうよりも、精神的に。
みんなの記憶から消えてしまって、自分という存在がなくなってしまうこと。
いじめられてる今よりも、忘れ去られることの方がつらかった。

あの事件のニュースを見て、HPを見て。
あたしは、いちばん思い出したくない、自分の過去を思い出した。
今でも、まだ、思い出したくないこととか、忘れてしまいたい程の
イヤな思い出や感情があるけれど。

彼女は、今、何を思っているんだろう。
そして、自分の子供に殺意を持たれてしまった親は、何を思っているんだろう。



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