だれかのいとしいひと
2004年11月26日 読書
ISBN:4167672022 文庫 角田 光代 文芸春秋 2004/05 ¥580
読んだ。
なんとなく手にした本だったけれど、とってもあたしの
気持ちにしっくりくる感じのいい本だった。
恋愛モノの映画はスキじゃないけど、小説はスキ。
今まで、1番スキだったのは狗飼恭子って人の小説で
あたしが思っていること、感じていること、うまく言葉にできない
ことを、すごくステキな表現で書いてくれてて
「そうそう、そうなんだよぉ〜」と泣きながら読むわけです。
思いをちゃんとコトバにできる人はステキだなぁと思います。
だれかのひとしいひと
は、8つの短編でできてて、それぞれに「わかるぅ〜」って
トコはあるんだけど、あたしは「海と凧」の書き出しで
やられた〜って感じ。参りました。
あと、「転校生の会」の「あたしたちが出会う人はみんな同じ
バスに乗り合わせた人」っていう表現にそっかぁ〜と思ったり。
なかなか楽しめる1冊でした。
それにしても、本の買い過ぎでお金がありません。
いつか、このボロマンションの床が重みで抜けてしまわないか
心配(*≧m≦)
読んだ。
なんとなく手にした本だったけれど、とってもあたしの
気持ちにしっくりくる感じのいい本だった。
恋愛モノの映画はスキじゃないけど、小説はスキ。
今まで、1番スキだったのは狗飼恭子って人の小説で
あたしが思っていること、感じていること、うまく言葉にできない
ことを、すごくステキな表現で書いてくれてて
「そうそう、そうなんだよぉ〜」と泣きながら読むわけです。
思いをちゃんとコトバにできる人はステキだなぁと思います。
だれかのひとしいひと
は、8つの短編でできてて、それぞれに「わかるぅ〜」って
トコはあるんだけど、あたしは「海と凧」の書き出しで
やられた〜って感じ。参りました。
あと、「転校生の会」の「あたしたちが出会う人はみんな同じ
バスに乗り合わせた人」っていう表現にそっかぁ〜と思ったり。
なかなか楽しめる1冊でした。
それにしても、本の買い過ぎでお金がありません。
いつか、このボロマンションの床が重みで抜けてしまわないか
心配(*≧m≦)
ISBN:4043715021 文庫 小泉すみれ 角川書店 2003/12 ¥700
ドラマは見ていなかったんだけど、先日、うちの牧師が
このドラマの話しをしたので、なんとな〜く紀伊国屋でプラプラ
してた時に手にとって、買ってしまった。
設定としてはよくある話しで、それでも脚本家が「ここで泣けよ」
って言ってるトコでちゃんと泣くあたし。
ジョナサンで読んでたけど、やばくなってきたので2/3
読んだところで帰宅。
いちばんスキなトコは、買ったのに1年以上読まずにいた
本のコトを生徒に話すトコ。
「この本の持ち主は、この本を読みたいと思ったので、買いました。
しかし、今度読もうと思いつつ、すでに1年が経ちました。
この本の持ち主は、これを読む時間がなかったのでしょうか。
いえ、たぶん違います。読もうとしなかった。それだけです...」
「....そのことに気づかない限り、5年経っても10年
経っても、持ち主が、この本を読むことはないでしょう」
そうなんだよなぁ。そうなんだよっ。
いろいろやりたいことがあって、でもやってないこと。
いっぱいあるけど、それを時間のないせいにしたり
お金がないせいにしたり。
でもホントは違う。
本気でやろうとしてないだけ。
わかってるけど、気付かないフリして「仕事が忙しいから」
って逃げてたこととか、ちゃんと向き合おうって思えた。
ただ、主人公が出血性ショックと思われる状況で心肺停止した
時に、いきなり「のどを切開して、気管内挿管を始めた」って
言うのには参った。
いきなり気切かよぉ。
で、なんだかしゃべってるし。
いきなりスピーチカニューレ??
それともものすごい時間が実はたってて、抜去したのかなぁ。
なんか、くだらないことが気になってしまって
ちょっとソンした気分。
ドラマは見ていなかったんだけど、先日、うちの牧師が
このドラマの話しをしたので、なんとな〜く紀伊国屋でプラプラ
してた時に手にとって、買ってしまった。
設定としてはよくある話しで、それでも脚本家が「ここで泣けよ」
って言ってるトコでちゃんと泣くあたし。
ジョナサンで読んでたけど、やばくなってきたので2/3
読んだところで帰宅。
いちばんスキなトコは、買ったのに1年以上読まずにいた
本のコトを生徒に話すトコ。
「この本の持ち主は、この本を読みたいと思ったので、買いました。
しかし、今度読もうと思いつつ、すでに1年が経ちました。
この本の持ち主は、これを読む時間がなかったのでしょうか。
いえ、たぶん違います。読もうとしなかった。それだけです...」
「....そのことに気づかない限り、5年経っても10年
経っても、持ち主が、この本を読むことはないでしょう」
そうなんだよなぁ。そうなんだよっ。
いろいろやりたいことがあって、でもやってないこと。
いっぱいあるけど、それを時間のないせいにしたり
お金がないせいにしたり。
でもホントは違う。
本気でやろうとしてないだけ。
わかってるけど、気付かないフリして「仕事が忙しいから」
って逃げてたこととか、ちゃんと向き合おうって思えた。
ただ、主人公が出血性ショックと思われる状況で心肺停止した
時に、いきなり「のどを切開して、気管内挿管を始めた」って
言うのには参った。
いきなり気切かよぉ。
で、なんだかしゃべってるし。
いきなりスピーチカニューレ??
それともものすごい時間が実はたってて、抜去したのかなぁ。
なんか、くだらないことが気になってしまって
ちょっとソンした気分。
ブラックジャックによろしく 8 がん医療編 4 (8)
2004年3月10日 読書
ISBN:4063289362 コミック 佐藤 秀峰 講談社 ¥533
今までの「ブラックジャックによろしく」は、はっきり言って
好きじゃなかった。
もっと現実見ろよ〜と思ったり、うざいな〜と思ってた。
こんな研修医が来たら、どうやっていじめようかと考えるくらい。
今日、久々に本屋のマンガコーナーに足を運んだ。
8巻が出ていた。
お金もないから迷ったけど、買ってみた。
8巻目にして初めて、共感できることがあった。
あたしはずっと、死ぬならガンで死にたい。そう言いつづけてきた。
親にも友達にも。
学生時代にホスピスでボランティアをしていた。
その時に、自分の死と向き合って(いるように見えた)毎日を生きて
いる患者さん達と過ごしたこと、その患者さんを支えるスタッフを見て
「あたしも死ぬ時はガンで、こうやって死にたい」と思った。
働くようになって、脳外のICUに配属された。
朝は「行って来ます」と元気に会社に向った父親が、突然倒れる。
そしてそのまま、2度と言葉を交わすことなく亡くなっていく。
そんな患者さん達をいっぱい見て来た。
誰も自分がいつ死ぬかなんてわからないし、ガンだから死に向き合える
ってワケじゃないし、疼痛はちゃんとコントロールされなければ
本当に悲惨な状況なのもわかる。
友達は逆に、SAHとかで一気に死にたいと言っている。
それも、わかる気もするけど....。
あたしはやっぱり、ガンで死んで行きたい。
ボランティアをしていたホスピスは、親戚が入院していたことがあって
彼とその家族は「ここに来て、幸せ。この病院に出会えてよかった。」
そう言っていたのを聞いて、あたしは看護師になろうと思った。
患者さんや家族に、そう言ってもらえるような看護をしたい。
そう思って看護の道を志した。
日々の忙しさの中で忘れてしまう。
思い出すことも減ってきていたけど、初心は忘れちゃいかん。
今までの「ブラックジャックによろしく」は、はっきり言って
好きじゃなかった。
もっと現実見ろよ〜と思ったり、うざいな〜と思ってた。
こんな研修医が来たら、どうやっていじめようかと考えるくらい。
今日、久々に本屋のマンガコーナーに足を運んだ。
8巻が出ていた。
お金もないから迷ったけど、買ってみた。
8巻目にして初めて、共感できることがあった。
あたしはずっと、死ぬならガンで死にたい。そう言いつづけてきた。
親にも友達にも。
学生時代にホスピスでボランティアをしていた。
その時に、自分の死と向き合って(いるように見えた)毎日を生きて
いる患者さん達と過ごしたこと、その患者さんを支えるスタッフを見て
「あたしも死ぬ時はガンで、こうやって死にたい」と思った。
働くようになって、脳外のICUに配属された。
朝は「行って来ます」と元気に会社に向った父親が、突然倒れる。
そしてそのまま、2度と言葉を交わすことなく亡くなっていく。
そんな患者さん達をいっぱい見て来た。
誰も自分がいつ死ぬかなんてわからないし、ガンだから死に向き合える
ってワケじゃないし、疼痛はちゃんとコントロールされなければ
本当に悲惨な状況なのもわかる。
友達は逆に、SAHとかで一気に死にたいと言っている。
それも、わかる気もするけど....。
あたしはやっぱり、ガンで死んで行きたい。
ボランティアをしていたホスピスは、親戚が入院していたことがあって
彼とその家族は「ここに来て、幸せ。この病院に出会えてよかった。」
そう言っていたのを聞いて、あたしは看護師になろうと思った。
患者さんや家族に、そう言ってもらえるような看護をしたい。
そう思って看護の道を志した。
日々の忙しさの中で忘れてしまう。
思い出すことも減ってきていたけど、初心は忘れちゃいかん。