小3・大6

一昨日の夜勤で、98歳のば〜ちゃんに出会った。
年相応ってかんじの難聴とおとぼけキャラが愛らしい。

トイレ介助に行った時のこと。
「小3・大6っていうでしょ」と。
ショウサン・ダイロク？？？
なんのことじゃ？やっぱりちょっとおとぼけキャラだなぁって
思ってたら
トイレットペーパーを自分の右手に巻きつけている。
「小だから3回ね」
なるほどぉ〜。
小の時には3巻き、大の時には6巻きするってコトか。

でも、それ、初耳です。

保育園のトイレにはキリンの親子の絵が貼ってあって、
小の時には子供キリンの長さ、大の時には親キリンの長さって
ルールがあったなぁ．．．．。
などと思い出した。

大学にいた時のこと。難治性疼痛の患者さんが入院してきた。
難治性疼痛の患者さん自体はめずらしくなかったけど
彼は地下鉄サリン事件に巻き込まれた患者さんだった。
その時点で5年くらいたってたハズ。
彼はサリン事件の後、1年くらいたってから突然下半身が麻痺してしまった。
そしてものすごい痛みが襲ってきたのだという。
いろんな病院に行ったけれど、結局痛みが取れずに苦しんでいた。
うちでOPEして、痛みは軽減したと言って退院して行ったけれど
その後はどうなんだろう。
夏でも奥さんの手編みの分厚い毛糸の靴下が手放せないと言っていた。

松本智津夫被告の判決を、彼は見たのかな。