そのひとつに、シビアな病状説明、今後の方針の場に立ち会うこと。

1年くらい前から後頭部痛と肩こりがあって近医受診、CTも撮って
異常なしと言われてた患者さん。
今回は脳幹部の出血(と言ってもちっちゃい)で入院。
で、その時撮ったCTであやしいモノが。
精査中にぐんぐん育って、OPEする前からかなり悪性のモノで
あるだろうと思ってた。
病理結果なんて待たずに、化学療法に放射線治療、やった方が
いいよね??って位の勢い。

まだ40代。
コドモは小学生。
病理結果は最終報告まだだけど、きっとグリブラ。
OPE後10日過ぎのCTではすでにあやしいモノがうつってる。

OPE後生存率の中心値は....。
なんて話を聞いてる患者さん。

大体、グリブラの患者さんはOPE後退院しても半年位で
戻ってくる。
そんな人たちを何人も見てきた。

この仕事をしてなければ、こんなにも多くの人の生き死にに
直面することはなかったんだろうな、と思う。
つらいと思うことも多いけど、でもそれ以上に一生懸命に
生きようとする患者さんのそばにいて、教えられることも多い。
嬉しいこともいっぱいある。

そんな説明に立会った帰り、やっぱり涙が出る。

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